エンディングノートとは?エンディングノートの内容を簡単解説!

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 1、エンディングノートとは?

 今回のテーマは終活をするうえで欠かすことのできない、エンディングノートについてです。エンディングノートとは、自分が亡くなった時や、病気などで判断能力が失われたときに備えて、必要な情報や希望を書いておくノートです。エンディングノートは、遺言書と違って法的な効力はありませんが、終活をするうえで様々な場面で役に立つ非常に重要なものです。

 さて、それではエンディングノートはどれぐらいの人が知っているのでしょうか?エンディングノートの認知度は、存在を認知している人が、なんと6割で比較的認知度は高いと言えます。しかしながら、作成済みと回答した人は、2.0%とかなり少ない結果となったようです。いずれ書くつもりという人が全体の4割で、70歳以上では54.2%という結果で作成済みと回答した人と比べ高い数字が出ています。(いずれも2012年経済産業省より)この結果を見るとエンディングノートを作成することは大事だと思いながらなかなか作成至らないということがよくわかります。作成に至らない理由は人それぞれですが、「自分の死について考えるのはつらい」「一人で書くと切なくなる」「まだまだ元気ですぐ必要じゃない」といったことが理由な人が多いのではないでしょうか。

 エンディングノートは最初にも書いた通り、遺言書よりも身近な存在です。難しく考えすぎず、気軽に取り組むのがいいかと思います。あと作成にあたって一人で書くよりもだれかサポートしてくれる人がいると完成しやすい傾向にあります。サポートしてくれる人は、終活の専門家はもちろん友人でもいいですが、一番いいのはご家族と一緒に作られることです。

 エンディングノートの主に3つの役割があります。それは、自分のことを記録して残された人に伝える役割、自分の心と身の回りを整理する役割、非常時の持ち出しや備忘録としての役割です。この役割の中で一番重要なのは、自分のことを記録して残された人に伝える役割だと私は思っています。せっかくエンディングノートを作ってもその存在を誰にも伝えていないと自分の思いや希望を実現できません。このような点からもエンディングノートの作成はご家族と一緒に作られるのがいいかと思います。

 次からは、エンディングノートには具体的に何を書くのか記載にあたっての注意点など書いていきたいと思います。

2、エンディングノートの記載事項と注意点

 エンディングノートの記載事項は、大きく分けて3つです。第一に自分のこと、第二に自分の財産のこと、第三に終末期や死後のことの3つです。第一から順番に確認していきましょう。

自分のこと

  タイトルの通り、まず自分のことを書いていきます。

・基本情報として、氏名、生年月日、住所、本籍地、血液型、趣味、好き嫌いなどの情報を書きます。

・生まれてから現在までどんな人生を送ってきたか自分史を書きます。これを書くことで残りの人生に何をしたいかまた何ができるのか考えるきっかけとなります。

・家系図を書きます。自分のルーツを考えるきっかけとなりますし、自分の相続人は誰なのかも整理できます。

・親戚、友人、知人の名簿を書きます。氏名、関係性、連絡先などを書いておき、万が一の際に知らせてほしい人などマークしておくとよいでしょう。また、自宅のメンテナンス業者や付き合いのある専門家などリストも作っておくとなおよしです。

・医療、介護の情報を書きます。具体的には、今までの病歴、入院歴、投薬の記録を書きます。また、これに加えて、かかりつけ医やケアマネジャーの名前など書いておくと急病や認知症になった時に周りの人がその人から情報をえることができます。

財産のこと

  自分の財産、年金や借入のことも書きます。

・貯蓄と借入について書きます。貯蓄は、取引のある金融機関、支店、担当者を書きます。注意点としてキャッシュカードの暗証番号は書かないでください。エンディングノートは人に見られることを前提としたものだからです。借入金は、銀行借り入れはもちろん、住宅ローンやカードローンも書きます。

・不動産について書きます。マイホームをはじめ、収益物件の土地建物など所在地や固定資産税などを書きます。ここで注意が必要なのが、私道や未登記の不動産についても漏らさず書きます。

・保険について書きます。生命保険などは請求しないと受け取れません。加入している保険会社と保険の名称は最低限書きましょう。確認できれば、契約者、被保険者、受取人まで書くとなおよいでしょう。

・年金について書きます。公的年金は、何歳からいくらもらえるか確認して記載します。これをもとに老後の生活を考え、足りない部分は、確定拠出年金に加入するなど検討が必要です。

・上記で当てはまらなかったその他財産について書きます。これは、形見分けしたいものから他人へのお金の貸付など様々です。

終末期や死後のこと

 終末期にしてほしいこと、お葬式の希望や伝えたい引き継ぎたいことを書きます。

・医療と介護の希望について書きます。医療については、例えば、がんになってしまったときに告知を望むか、延命治療を望むかなどです。介護については、例えば、介護を家族に頼みたいのか、施設に入りたいのかなどです。また、希望を叶えるためにお金が必要な場合は、その費用をどこから充てるかも書いておくとよいでしょう。

・お葬式のことについて書きます。宗教、宗派はもちろんのこと、菩提寺や教会がある場合は、その菩提寺や教会の名称と住所、連絡先は必ず書きましょう。お葬式の規模や場所、形式、呼んでほしい人なども書きます。また、遺影を事前に用意している場合は、その用意しているものをエンディングノートに貼っておくことをお勧めします。また、仏式の場合で、菩提寺で生前に戒名を頂戴している場合は、その戒名を書いておきましょう。お葬式の費用をどこから充てるかも書いておくとよいでしょう。

・お墓のことについて書きます。特別な埋葬、例えば、散骨をしたい場合などはここに書くのが一般的です。先祖代々のお墓がある場合や購入済みのお墓がある場合は、所在地を書きます。仏式の場合は、仏壇の希望もここに書くとよいでしょう。

・不要品の処分方法について書きます。写真や手紙など残された人が処分に困らないよう、処分方法を指定しておきましょう。

・残された人に伝えたいこと引き継ぎたいことを書きます。例えば、ペットがいる場合、どのように世話をしてほしいかなど書くといいでしょう。また、お礼や感謝の言葉を家族や親しい友人に残しておきましょう。

エンディングノート記載の注意点

 エンディングノート記載の注意点ですが、前述のとおり、エンディングノートは、遺言書と違い法的効力はありません。また、エンディングノートは誰かに読んでもらうことを前提としたものですが、だれでも見ていいという訳ではないので、保管場所に注意が必要です。そして、保管場所を家族や親しい人に伝えておきましょう。エンディングノートは生前に書くので、状況は常に変化します。ですので、定期的に更新をかけていきましょう。自分の誕生日の日に見直すなど、見直す日を決めておくことをお勧めします。最後に、エンディングノートに他人の悪口を書かないようにしてください。エンディングノートは、文章として残ります。文章は、直接話す言葉よりも読んだ人の心に重くのしかかります。このことを頭においていただきエンディングノートを作成してほしいと思います。

 

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